22.千手観音の宮殿
 Avalokitesvaras Paradise

画面中央が千手観音菩薩。彼には両側に大きく広げた千本の手と、その掌に各々一つずつの目があり、また一番上に阿弥陀仏を乗せた十一面の顔があることから、正式には、千手千眼十一面観音菩薩と呼ばれる。

このタンカは、彼が住むポタラ〈日本では補陀落〉宮殿の様子が描いてある。チベット人は、この宮殿が南インドのどこかに存在していると信じている。またこの名前ポタラは、観音菩薩の化身と信じられている歴代のダライ・ラマ法王が住んでいたチベットの首都ラサにある宮殿の名称でもある。

このタンカの構成は伝統的なもので、同じような構図のタンカを数多く見ることができる。宮殿内の彼の周りにいる菩薩たちは、いずれも彼の母や息子たちである。

★Opus-46 9/2008 (62 x 43 cm)"