08.涅槃図
 The Parinirvana

  仏伝図7/7 涅槃図は、日本のお寺でも度々目にすることがあるので、日本人には馴染みがある仏画である。しかしチベットでは、この絵のように、涅槃図だけを取り上げて描かれることは稀で、その多くは、このように仏伝図の一場面として描かれるのがほとんどである。

 画面上方には雲に乗った摩耶夫人、そして右下には釈迦の火葬の場面、左はその遺骨を八つに分配して、釈迦の庇護者であった地方の王様たちに与える場面。これが仏舎利と呼ばれるものである。これを最初として、その後アジアの広い地域に仏舎利を収める仏舎利塔が建てられるようになった。

★Opus-95 2003 (72 x 49 cm)