31.チャクラサムヴァラ曼荼羅
 Chakrasamvara Mandala

チャクラサムヴァラは後期密教経典の代表的な母タントラである「サムヴァラ・タントラ」で説かれる守護尊である。

この曼荼羅は典型的なチベット様式で、中央四角の宮殿を取り巻くのは、内側から蓮華台、金剛杵の輪、火炎の輪、そして一番外には八種類の墓場が描かれている。これは、ヒンズー教や仏教の密教行者が墓場でその修行をしていたことによる。

上空には三人のインド人密教行者、向かって右はダライ・ラマ、左はゲルク派の開祖ツォンカパが雲間に漂っている。下には、四面四臂のマハカーラとナムセと呼ばれる毘沙門天の護法尊が描かれている。

★Opus-77 1990