画面中央、水牛の頭を持ち、十六本の脚と三十四の臂を広げて立っているのがヤマーンタカ。主なる二本の腕で妃ヴァジュラヴェーターリを抱きながら交合している。タントラの図像でよくみられるこのような男女交合図は、男性が慈悲そして女性が智慧を象徴しており、悟りとはこれら二つが合わさって初めて得られることを意味している。
正確には尊像はヴァジュラバイラヴァ
彼の脚の下に踏みつけられているのは十八体のヒンズー教の神々で、これらは様々な形のエゴを象徴している。この「ヴァジュラヴァイラヴァ・タントラ」は父タントラに属する。
このタンカには全部で十三尊のヤマーンタカの変化身が描かれているが、それらは【33】ヤマーンタカ曼荼羅の中心の九つの尊像と、四つの門を守っている四体の尊像である。
★Opus-32 18/9/2005 (69 x 46 cm)