仏教の根本理念である輪廻転生は、チベット仏教では仏教徒としての最重要理念である。そのため、各寺院の入り口には必ずと言っていいほど、この絵が壁などに大きく描かれている。
六道とは、天界、人間界,餓鬼界、地獄界、畜生界、阿修羅界のことで、その各々は赤い閻魔王が手足で抱えている丸い円の中に描かれている。円の中心の赤い部分には、この輪廻を繰り返す原因である貪・瞋・痴を表す、鶏・蛇・猪が描かれている。
また、一番外側の円周には、この輪廻の原因となる十二の縁起、即ち最上右より時計回りに、無明・行・識・名色・六処・触・受・愛・取・有・老死が描かれている。
Opus-13 1982 (73 x 56 cm)